税理士 兵頭始 著者:兵頭始税理士事務所 税理士 兵頭始
①低価法による在庫評価

商品や材料の評価方法として「低価法」を選択する旨の届出をすれば、商品や材料の年度末の価格が買ったときの値段を 下回った場合に、期末の価格で在庫の金額を計算することができます。
さらに「切放し低価法」を採用すれば、その後の年度で価格が回復しても、回復した金額で在庫金額を計算する必要はなく 値下がりした年度の金額のままで在庫金額を計算できます。
「低価法による在庫評価」をするには、その年度が始まる前日までに税務署に届け出る必要があります。

②商品や材料が、新しいものが発売されたことにより陳腐化したり、季節遅れ・流行遅れとなった場合には、実勢価格との差額を「評価損」として費用処理することができます。