試験研究費はどのように費用化するのですか?

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税理士 兵頭始 著者:兵頭始税理士事務所 税理士 兵頭始
ここでは、「試験研究費とはどのような費用をいうのか」という議論は無視します。

単純に、内容やレベルを問わず科学技術の分野における「試験」や「研究」のために要した支出として、話を進めます。
その試験研究の内容と結果によって、次のように費用化されます。

 その試験研究が基礎研究や応用研究である場合、又は試験研究による製品等の試作が失敗に終わった場合は、試験研究をした年度の単純な期間費用となる。

 試験研究をした年度の費用としていったん経理するが、原価性がある場合は製品などの製造原価の計算に算入され、製品や仕掛品などの製造原価を構成するため、その製品が売れた年度の費用となる。

 試験研究による試作品が販売可能であったり、自社で使用可能である場合は、ダイレクトに製品や固定資産の取得原価になる。

製品原価になったときはその製品が売れた年度の費用になり、固定資産となったときは減価償却によってその使用可能期間または法定耐用年数にわたって費用化される。